大人のRollipop 『HEART FULL CANDY(2002年4月28日発行)』より
「っう……はぁんん!」 こんなのありなのかとジェットは白い喉元を暗くなった部屋に浮かび上がらせる。自分以外の嬌声が部屋に響き、薄っすらと目を開けてその声の主を確認すると、テレビ画面には俗に言うところのアダルトビデオが映し出されていた。 明日から休みだという恋人の部屋に、NYで買ってきた最近評判のテイクアウト専門のイタリア料理をぐしゃぐしゃにしないように飛行速度を制限して飛んで来たのだ。 けれども、その恋人はやはりまだ帰宅してはいなかったようで、いつものように、合鍵で部屋に入り、防護服を脱ぎ捨て、シャワーを浴びた。そして、彼の少し大きめのシャツだけを羽織り、冷蔵庫からバドワイザーを取り出して、テレビを見て時間を潰そうとリモコンを探していると、無造作にテレビの上に置かれたタイトルも何もないビデオテープが目に止まった。 アダルトビデオじゃないだろうと、からかい半分にビデオを回したジェットは固まった。 まさかのアダルトビデオであったのだ。 彼とアダルトビデオが、ジェットの頭の中では巧く結びついてはくれない。セックスに関しては、彼は結構、積極的だと思う。時々、自分が考えられないようなプレイを要求することもある。何処でそんなことを覚えて来るのかと思っていたがこれが情報源なら、と納得が出来てしまう。 ちょっとした好奇心だった。 彼がどんなアダルトビデオが好きなのか、ちょっとだけ確認するつもりだったのだけれども、出てきた男優に釘付けになってしまった。 銀色の髪と、切れ長の目、そして、蒼みを帯びたグレーの瞳がとても彼に似ていたのだ。よくよく見れば、顔立ちは彼の方が男前だと思うが、女優の躯を這う視線の動きが彼を彷彿させ、つい見惚れて、消すのを忘れて見入ってしまっていたのだ。 運が悪いことにそこに彼が帰って来て、何やかやと言いながらもソファーに縫い止められて、大きく足を開かされて再会のキスの間もなく肉茎を口に含まれて、濃厚な愛撫を受ける羽目に陥ってしまった。 キッチンの蛍光灯の明かりだけがぼんやりと部屋を照らし出す。 「いっ……ゃぁああん」 ジェットは嬌声を上げて、身を悶えさせる。 薄っすらと目を開けて確認したテレビ画面では、ジェットと同じ格好と体勢で女優が喘ぎを漏らしていた。自分の喘ぎ声が女優の喘ぎ声に被さって、奇妙にいつもとは違う快楽を生み出していく。 「アル……っ!」 恋人の強引なセックスに抗議の声を上げるが、彼は一向に構う様子もなく愛撫を続行している。同じ体勢で愛撫を施すテレビの中の男優の鍛えた背中の筋肉がうねり、硬く広いアルベルトの背中を思い出させて、ジェットの快楽という名の神経回路の働きを活発にしてしまう。 「あああ……」 達しようとしていたジェットの根元を指で塞き止められて、敏感になっている先端の小さな入り口に舌を捻じ込もうとされる。其処がジェットは弱いのだ。雫が流れ始めた時にぬかるんだその場所を刺激されると肉茎の中がむずむずとして激しくして欲しいと思えてしまうのだ。肉茎を激しく、痛いくらいに愛撫して欲しいと強請ってしまいそうになる。 それを彼は十分に承知していて、そうジェットを扱うのだ。 「あんなに、して欲しいんだろう?」 ジェット自身の先端に甘いキスを落としながらもベッドモード全開の声色で囁かれては、嫌だとはジェットには言えない。確かに、アルベルトに似た男優を見ていて、こんなことをされたらとそれを想像して躯が疼き、勃ち上がった自分を自分で処理しようとした時に彼が帰宅したのだ。そして、一瞬でジェットの状態を悟ると、甘いキスも囁きもすっ飛ばして、いきなり快楽の海へと突き落とされる。 「いゃあ……アルが……ほ、しい……ぁぁん」 可愛らしく悶えるジェットの肉茎の根元を指で塞き止めて、普段ならとうに達しているような状態で随分長い間愛撫を続けている。先端から根元にかけて何度も舐り、口唇で強弱をつけて鋏み込んだり、流れ出でる愛液の雫をちゅぱちゅぱと音を立てて吸った。玉袋にもその愛撫の口を伸ばして、ころころと飴玉を転がすように口の中に入れてみたり、戯れに白い内股に自分の刻印を刻んだりしてみせる。 アルベルトが濃厚な愛撫を施している間に、テレビのアダルトビデオは既に終わり、画面には砂の嵐が映し出されていた。 何故か、アダルトビデオを見て、自慰をしようとしたジェットを見た時に、許せないと思ってしまった。くだらない独占欲だと思うのだが、自分以外を思い、自慰行為に浸るジェットが許せなかった。自分とのセックスを思い出して、躯を疼かせて行為をするのは嬉しいことだけれども、あの女優に感じていたのだと思うと、妙に腹が立ってくる。 別に自分は見たくてあのビデオを持っているわけではないのだ。いい年をした男がアダルトビデオの一本といって、会社の知り合いに押し付けられた代物で、一度、ちらりと見ただけですっかり存在を忘れてしまっていた。 肉茎を塞き止めたまま、誘われるようにその先にある秘所に舌を伸ばして、腰を強引に上げさせた。ソファに引っ掻けるように座らされていたジェットは落ちないように背もたれをしっかりと握って堪えている。 塞き止めていない方の手でその秘所に指を滑らせると既に其処は綻びていた。 いつも、休暇の前日にやって来るジェットはシャワーを浴びて、置いてあるローションで自らその場所を解して、誘うようにアルベルトのシャツを素肌に着けて待っているのだ。淫らに自分を誘うその貪欲さが今では、たまらなくアルベルトの劣情を萌え上がらせる。欲しいと迷いのない真っ直ぐな瞳が彼の心を擽るのだけれども、最近、アルベルトは自分の中に存在する危険なまでの独占欲に困惑していた。 彼がアダルトビデオの女優に感じていたことすら許せないなんて、随分末期症状だと自分自身をそう分析してしまう。 本当なら、自分の手以外で達することを許したくないくらいに、彼に対する独占欲が時折牙を剥いて、つい無理をさせてしまうのだけれども、どんなに激しくしても彼は嬉しそうに笑う。自分にならどんなことをされても感じるのだと嬉しいのだと笑うのだ。 今度も、彼はそう笑うのだろうかとアルベルトは苦笑する。 「あっ……うっんん……アルぅ……!」 頭上から聞こえる甘い声がアルベルトの牡を刺激する。触れられてもいないのに自分の牡がギンギンに張り詰めて、今でもすぐに彼を貫いて自分のモノだという刻印を刻みたいけれども、こうして悶える彼を見ていたいとも思える。 「焦らさないで……くれぇ、ああぁぁん」 抗議をするジェットの震える肉茎を舐め上げると甘い声が上がり、抗議の声はすぐにかき消されてしまうのだ。まるでキャンディーだなとふと、そんなことをアルベルトは思った。 昔の話だ。彼はトラックの運転手で、生活必需品等を東ドイツ本国からベルリンに運ぶ仕事をすることもあった。西ドイツを通ることもあったけれども、物価があまりにも違い買い物すら出来る状況ではなかったのだ。でも、幼い兄弟達に、何か買ってやりたくて、給料をこつこつと貯めた金で棒のついたロリポップと言う名のキャンディーを買ってやった記憶が蘇る。そして、お兄ちゃんにもと無理矢理一番下の妹に一口舐めさせられたあの味は、甘いだけで、美味しいとは正直思わなかったけれども、今こうして、同じ性を持つジェットの股間にそそり勃つモノを舐めて美味しいと思う自分は随分、どうにかしてしまったものだと苦笑が漏れる。 「……たまにはゆっくりと舐めさせろよ……俺だって、ロリポップ舐める子供に帰りたいんだぜ」 何処か楽しげで、いつもとは違う艶を含んだアルベルトの声色にジェットは快楽の涙で濡れた瞳を向ける。自分の股間で蠢くようにしている男の銀色の髪に片手だけを滑り込ませる。両手を離すとソファーから落ちてしまいそうなのだ。 「っあああん」 そんな声にすら、ジェットの性感帯を司る神経は快楽を拾ってしまうのだ。アルベルトの存在だけで、自分の躯は熱く萌え、快楽を取り込もうと、その姿を変えていくのだ。嫌ではない、嬉しいことだけれども、こうして、アルベルトに愛されるのならどんなに酷くても、恥ずかしくても受け入れられるけれども、こんな何処か悪戯っ子じみた風合いを持ったアルベルトがジェットの目には困ったことに、凄くセクシーに見えてしまう。 それだけなのに、新たなる快楽の電子信号が背筋を通り脳内へと送り込まれ、そうして、アルベルトの齎す快楽で脳内は支配されていくのだ。 ちゅっとワザと音を立てて先端に吸い付くとジェットのしなやかな細い足がアルベルトの背中へと自然と回される。軟らかな大腿がちょうど彼の頭に当たり、彼の髪に触れる感触すらも、ジェットは快楽として拾い、更に大腿を擦りつけるようにしてしまう。 「はっ……・・んん、いか……せてぇ」 ジェットは上がる嬌声を呑み込んで、自分を翻弄する男に哀願をする。 アルベルトはそれを無視して、更に、子供がキャンディーを舐めるように舌を這わせて、時に口唇で挟み込み中途半端に口に含んだ彼自身の先端を舌で振動させるように舐めると背中が反り、艶やかな嬌声が暗い部屋に響く。アダルトビデオの女優よりも、このジェットの媚態の方が男心を擽るものだとアルベルトは真剣にそう思っているのだ。 もう、女には困ったことに、欲望を感じられない。 ジェットの跳ねる癖のある赤味掛かった金髪の生え際の産毛や、澄んだ晴れた空のように青い瞳、拗ねたように尖らせた口唇。すらりと伸びた長い手足、快楽に従順で奔放なその肉体が、そして何よりも衒いなくアルベルトを愛していると訴える心がアルベルトの欲情をそそるのだ。 ただ、無心にジェットの肉棒を舐め続けていたが、だんだんとジェットの喘ぎが激しくなり、アルベルトの肩に乗せられていた大腿が過ぎる快楽に震え始める。 「逝きたいか?」 そう問うと、こくりと頷く、もう言葉を返すのも辛くなっているらしい。 「駄目だ」 そう断定するアルベルトの瞳におずおずと濡れた青い瞳が当てられる。どうしてと、そう問い掛けている。言葉はなくとも瞳の色で仕草で、何を望んで、何を問いかけているのかアルベルトには分かるのだ。特に、肌を重ねている時間は、ほとんどそれを違えた覚えはない。 「これは、俺のモノだ」 その台詞にジェットは深い溜め息のような喘ぎを漏らした。それにつられて顔を上げたアルベルトとジェットの瞳がぶつかる。ジェットは快楽に震える躯を持て余しながらも、嬉しいと口唇で、震える躯で、熱い吐息で、赤く染めた素肌でそれを綴った。 「何故」 深く息をして、ジェットは髪へと潜らせていた手をアルベルトの頬に寄せた。 「嬉しい」 「こいつは、俺のモノだから、お前自身でも、キモチヨクさせたらいけないって言ってるんだぜ」 「うん。嬉しい」 ジェットは涙すら浮かべて、嬉しいのだと訴える。 もっと、縛って欲しい、雁字搦めにされて彼以外、見えなくなってしまいたい。昔の恋人を思いつつも自分を抱く彼でない彼が欲しい。自分を見て、自分を抱いて、自分を愛してくれるのなら、何をされても構わない。彼が自分で触れるなというなら、触れないし、信用できないから道具で拘束するのならそれでも、自分はそれを受け入れられる。 自分に対する独占欲が嬉しくて、気が狂いそうになる。 欲しくても手に入らないと諦めていた男が自分の腕の中に居るのならば、ジェットはそれで良いのだ。 「だったら、約束出来るか?例え、お前自身の手であったとしても、絶対に逝っちまうのは許さない」 「いいよ。あんたがそうしたいなら、それで気が狂ったって…俺、イイから…」 ジェットはそう言うと、熱い吐息を吐いて、熱く潤んだ瞳でアルベルトを見詰める。愛しているから、何をされても許せるし、自分が何処にもいけないくらいに独占欲を顕にして、縛って欲しいと言う彼が愛しくてならない。 腕に抱き込んで、甘やかせて、自分がいなくては疼く躯を持て余すぐらいに自分しか考えられなくしてしまいたい。諦めることで人生をどうにかやりくりしてきた、アルベルトの人生の中で、一番、激しい執着と独占欲であった。 「今夜は、お前が気絶するまで逝かせてやらない」 「うん」 ジェットは頷いた。華奢な躯をアルベルトは支えて、伸び上がるようにジェットの口唇を奪う。頬に当てられていた手が縋るようにアルベルトの背中に回されて、肩に乗っていた足が床にと落下した。真正面から抱き合って、どんなに彼に会いたかったかという自分を認識した。 「アル……好き」 ジェットは甘えるようにアルベルトの耳朶を食みながら、そう伝えてくる仕草にアルベルトはもう自身を留めてはおけなかった。 脇に差し入れた片手で彼の躯を支えて、片手でスラックスから滾る牡を掘り起こすと、そのまま解れた彼の秘所に宛がった。そして、脇を支えていた手を腰にと滑らせて、もう一方の手も腰に回す。僅かに両手が届かない程に細いジェットの腰を掴み一気に貫かせると、悲鳴に似た声が上がり、白い背を反らせ、軟らかな喉元が食らいついてくれと眼前に晒される。 本能のままに白い喉元に歯を立て、自分が抱いているとの証しを残さずにはいられない。 これは、自分のモノであり、誰にも渡しはしないと強烈な独占欲が心地好いほどにアルベルトの心を支配していくのだ。 ソファーの端に腰だけを引っ掛けている状態のジェットは自分の躯を支えようと、背凭れを必死に握り締めている。二の腕の裏の白さに目を奪われて、其処にも口唇を寄せると、抗議の声とも、嬌声ともつかない声が上がり、腕が震える。その震える腕に浮かぶ筋肉の筋だとて愛しいものに他ならない。 余分な肉一つとしてないジェットの躯はしなやかで、そして綺麗だと正直思う。 腰を突き上げると、合わせるように頭を仰け反らせて、痛い程に尖った桜色の蕾に白い斑点を咲かせる。 「いゃ………っああぁん……」 腰を固定したまま欲望の赴くままに貫けば、足がアルベルトの腰に回されて、放すまいと縋ってきてくれる。その仕草が自分を求めているのだと感じさせられて、更に強い情欲の念が噴出してしまうのだ。 ジェットの肉茎は触れられるままに、快楽を訴えて震えていたけれども、その悶える姿がまた意地らしくてもっと悶えさせてしまいたいと男の欲望に油を注ぐ。 自分だとて、一週間も恋人に触れずにいたのだ。 聖人君主ではないのだから、恋人の躯を求めて、痩躯を抱き締めて、しなやかな背を退けぞらさせて、その自分だけに与えられる場所に自分の猛りを捻り込み独占していたいと思うのは、当たり前のことだと思う。 ただ、自分は激し過ぎる気質があるのは、もうどうしようもないことだし、それを受け入れてしまうジェットも悪いのだと、愛らしい恋人に責任転嫁をしながらも、強く腰を押し付ける動作を弛めようとはしなかった。 激しい律動を何度も繰り返し、揺さぶられるままに躯を揺らして、快楽に身を震わせていたジェットの絡みつく内壁の感触を楽しみながらも、自分にだけ向けられる嬌態に酔い痴れる。 「うっ……」 普段から、考え事をする時に寄せる眉間の皺を更に深くして、アルベルトは達してしまった。自分でも、早いと思うが、恋人の媚態に当てられて持たせろという方が無理なのである。 「ジェット……」 まだ、一度も達することを許されていないジェットの躯は耳元に声を吹き込まれただけで、気の毒なくらいに震える。 「アル……、キモチよかった?」 自分の躯が快楽に悶えていても、その元凶である彼の快楽を優先させようとする意地らしさに、アルベルトは正直メロメロなのである。可愛らしくてならないと思う反面、虐めて、悶えさせて、縋らせたい。 「ああ、ジェット、お前はステキだ」 英語ではなくドイツ語でそう囁くと、脳内に埋め込まれた自動翻訳機では翻訳出来ない俗語も混じっていたが、ニュアンスで意味を理解したのか。はんなりと笑って、しなやかな腕をソファーから放して、アルベルトの背中に回した。自分の体重とアルベルトの放ったモノで滑りの良くなったジェットの内壁は、一度放っても尚硬度を保っているアルベルトを更に深々と受け入れ、甘やかな吐息を漏らす。 「っああ……くぅん……っあ」 「良かった……」 そんなジェットの躯をそっと抱き上げると、出て行こうとアルベルトを放すまいと淫らな内壁は肉棒に纏わりつくように収縮をする。そのままソファーの上に横たえてやるだけで、白い肌は戦慄き、快楽に悶え、濡れた下半身を隠すように足を閉じてしまった。 モスグリーンのソファーにジェットの赤味掛かった金髪が広がり、白いシャツよりも白い素肌が露わになる。そっと抱き締めると、それだけで甘い吐息を漏らしてしまうその淫らな躯を作り上げたのは自分だと思えると、それがまた新たな劣情の火種としてアルベルトの中に発生する。 「ジェットのRollipop、舐めさせろよ」 そう耳元で囁くと、意味を察したのか、目元を羞恥に染める。普段は自分で秘所を解して、淫らに誘うのに、ふとした折りに覗かせる羞恥の色はまた格別な艶がある。情欲が滲んだ青い瞳でアルベルトを捕らえると、それでも、微笑みを絶やすことはない。 普段、テレビや馬鹿話しで笑う時の彼は、ジェットの全てが愛しいと思えるアルベルトであっても少しばかり下品ではないのかと思えるような笑い声を零すことがあるのに、アルベルトに向ける笑みは例えようのない程に綺麗で艶やかに映る。抱かれながらも幸せだとはんなりと笑うその目元や僅かに上がった口の端からは神々しさすら漂うかにアルベルトの瞳には映る。 シャツの裾で隠れてしまった自分の肉茎を足を開くことで覗かせて、アルベルトに腕を伸ばした。 「アル……してぇ……」 鼻から抜けるように甘えた媚びた声すらも、可愛らしくてならない。 自分もただの恋人に腑抜けな馬鹿な男の一人にしか過ぎないとアルベルトは自分を最近、そう評することにしているのだ。自覚はないのだが、フランソワーズに言わせると年々、いや、日に日に、自分がジェットを腕に囲い甘やかす度合いがグレードアップしてきて、最近では、ジェット馬鹿としか言い様がないと、この間、メンテナンスで日本を訪れていた時にそう言って寄越したのだ。 でも、ジェットを泣かせないで、ちゃんと愛してあげるなら、ジェット馬鹿な男の奇行にも目を瞑ってあげると尊大なお言葉を我らが女王様に賜ったのである。 言われなくとも、骨が蕩けてしまうくらいに愛してやるよ。全てを舐め尽くしてやると、アルベルトは震えながらも彼を待つ恋人の愛しい分身にキスを落とした。 |
The fanfictions are written by Urara since'09/04/01
From 'HEART FULL CANDY' of the issue 2002/04/28