The sequl to grown-up Rollipop 『HEART FULL CANDY(2002年4月28日発行)』より



 『えっ…!』そこには半円の山に堂々と突き刺さっているRollipopの大群があった。
 スナック菓子とインスタント食品に清涼飲料水を積めるだけ積め込んだカゴを抱えたまま俺は固まっちまっちまう。
 そして、一昨日の夜のあのソファーでの濃厚な愛撫を躯が思い出して、独りでに火照ってくる。
 一緒に過ごした2日間、俺の息子をRollipop、Rollipopと連呼して腰も砕けちまいそうな、いや、正直、腰が砕けてしまったくらいに濃厚で熱烈なメイクラブ。
 あの鋼鉄の手で、冷酷な笑みを浮かべるあの口唇で、骨の髄までしゃぶり尽くされちまったって感じだったんたぜ。
 それを思い出すだけで、息子はむずむずとむずがり始めて、俺の腰の奥はうずうずと疼き始める。
 バッカヤロウ〜、どうして、こんなところにこんなもん置いとくんだよ〜と、俺はレジにいる店員を睨みつけるが、睨みつけてもどうしようもねぇんだよ。
 だいたい、Rollipop見ただけでアイツが欲しくってたまんなくなっちまう俺に問題ありなのか??違う、俺の躯をこんなにしちまったアイツが悪い。
 Rollipop見ただけで、抱かれたいなんて思ってたらコンビニで買い物もできねぇじゃねぇかよ。
 ナンで、キャンディーの山見て、エッチしたいモードに入っちまうんだ俺の躯〜〜。
 そうなんだよ、俺の意思とは関係なく、どんどんと熱を帯び始める躯をぎこちなく動かしながらレジにカゴを置いた。
 こうなったら、アイツにも俺と同じ目に合わせてやるからな。
 Rollipopで特訓だぜっ〜〜と、手掴みでカゴに投げ入れた。
 でも、それは大きな誤算だったてのを次のアイツの休暇に思い知る羽目になっちまう。
 却ってRollipopに異常に反応しちまうようになっちまったことだ。Rollipopなんて、なんて……大キライだぁ〜〜〜。





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From 'HEART FULL CANDY' of the issue 2002/04/28