愛のサル山日記 某月17日



 ボスであるスカールとそれに反する勢力のサルの間が非常に険悪である。
 独裁政権を施行するスカールに反旗を翻した模様である。スカールの勢力と反勢力の力関係はほぼ互角なようであるが、このまま膠着状態が続くのは、好ましくないであろう。
 やはり、拾って来た迷いサルをサル山に入れたのがそもそもの間違いだったのだろうか。
 優しい性質で、勢力争いにはあまり興味がないと思っていたのだが。反勢力のマドンナであるフランソワーズの後押しで若いながらリーダーとなってしまった。
 後方指令的な役割にピュンマが、前線指令的な役割をアルベルトが担っているようだ。更にブレイン的存在としてイワンが協力している様子である。
 スカールの勢力に比べてバランスは非常に良い。
 どちらが、勝利を収めるか聊か興味があるところだが、全面戦争に突入する前に手段を講じなくてはならないだろう。
 やはり、コズミ博士と相談すべきであろうか。



ギルモア霊長類研究所所長 アイザック・ギルモア







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